2013年5月30日(木)

「セラミック製遮熱コーティングの非破壊検査技術」が電気学会、日本塗装技術協会から表彰されました。

平成23年4月より実施しているNICTと一般財団法人電力中央研究所の共同研究「テラヘルツ波を用いた遮熱コーティングと塗装下金属表面の非破壊検査に関する研究」による成果を発表した論文が、電力関係では国内で最も権威のある電気学会学術振興賞論文賞を受賞しました。またその内容を含む解説記事(依頼原稿)が日本塗装技術協会の塗装工学編集委員長賞を受賞しました。

この成果は、既存の非破壊検査法に用いられる赤外線や超音波では計測が不可能であった火力発電用ガスタービン翼のセラミック製トップコートの膜厚および屈折率を、テラヘルツ波の反射測定により非破壊非接触で定量的に計測する技術を確立したもので、材料開発側の塗装技術協会およびユーザー側の電気学会の両者から高い評価をいただきました。

NICTでは、テラヘルツ波を用いた層状材料の断面構造の精密計測について多くの技術とノウハウを蓄積しており、これが上記共同研究成果の鍵となりました。

現在はコーティング欠陥検出および欠陥種別判定技術の向上、鉄塔塗装下での錆成長観察に基づく劣化診断技術の確立のための基礎研究を継続しています。

受賞論文:
一般社団法人 電気学会 電気学術振興賞 論文賞(平成25年5月30日)
福地、布施、岡田、藤井、水野、福永
「テラヘルツ波の反射測定による遮熱コーティングのトップコート屈折率・膜厚測定」
受賞解説記事:
日本塗装技術協会(平成25年5月24日)
福地、布施、岡田、藤井、水野、福永
「テラヘルツ波を用いたガスタービン用遮熱コーティングの非破壊検査技術」
写真:表彰状、表彰楯

表彰状、表彰楯