2014年4月28日(月)~5月2日(金)

宇宙環境インフォマティクス研究室 津川卓也主任研究員がEPS賞を受賞しました。

4月28日~5月2日にパシフィコ横浜で開催された日本地球惑星科学連合2014年大会において、宇宙環境インフォマティクス研究室 津川卓也主任研究員が2013年のEPS賞を受賞しました。この賞は、過去2年間に Earth, Planets and Space (EPS 誌)に掲載された論文の筆頭著者から、原則として年1名以内に贈られるもので、論文投稿時35歳以下の若手研究者が対象です。EPS賞は、EPS誌を共同出版する5学会(地球電磁気・地球惑星圏学会、日本地震学会、日本火山学会、日本測地学会、日本惑星科学会)による表彰となります。今回受賞対象となった論文は以下のものです。

T. Tsugawa, A. Saito, Y. Otsuka, M. Nishioka, T. Maruyama, H. Kato, T. Nagatsuma, and K. T. Murata, "Ionospheric disturbances detected by GPS total electron content observation after the 2011 off the Pacific coast of Tohoku Earthquake", Earth Planets Space, Vol. 63 (No. 7), pp. 875-879, 2011, doi:10.5047/eps.2011.06.035

当研究室では電離圏定常観測の1つとして、GPS受信機網を利用した電離圏全電子数観測を行っています。この観測の中で、2011年3月11日東北地方太平洋沖地震の約7分後から数時間にかけて、震源付近から波紋状に拡がる波などの電離圏変動を捉えました。地震後の電離圏変動の全体像を詳細に捉えたのはこの論文が初めてであり、新聞や報道で取り上げられるなど社会的興味を引く内容であること、電離圏観測による津波監視などの研究にも将来性が期待できることなどが評価され今回の受賞となりました。

写真:宇宙環境インフォマティクス研究室 津川卓也 主任研究員

宇宙環境インフォマティクス研究室 津川卓也 主任研究員