2020年8月7日(金)

日本光学会ホログラフィック・ディスプレイ研究会「HODIC 鈴木・岡田記念賞」を受賞

当研究所電磁波応用総合研究室の田原研究員は、令和2年8月7日(金)に開催された2020年第1回日本光学会ホログラフィック・ディスプレイ研究会において、2019年度 HODIC 鈴木・岡田記念賞(技術部門)を受賞した。本賞(技術部門)は、一般社団法人日本光学会 ホログラフィック・ディスプレイ研究グループが1994年から選奨を行っており、本年は2名が選出された。

受賞した発表は「波長選択抽出位相シフト法に基づく複数波長定量位相イメージング」であり、複数波長の同時定量位相イメージングが可能なレーザ光ホログラム顕微鏡システム(下左写真)を設計・開発し、① サブミクロンの物体の分解イメージングが可能であること、② ホログラフィック多重記録技術を用いて複数波長のホログラムを単色撮像素子で同時にセンシングできること、の2点が高く評価された。

この技術は、機械駆動部を用いることなく微細構造の3次元情報をホログラムセンシングし、各セルの出力信号から得られる定量位相情報を用いて微小な波面歪みをセンシングすることから、上記光学素子等の評価にも適している。また、複数波長のホログラムを同時にセンシングすることで、定量位相の測定レンジを単一波長のホログラムセンシングと比較して約5倍拡張できることから、大型の光学素子の評価への適用も可能である。

受賞日:
令和2年8月7日
受賞名:
日本光学会ホログラフィック・ディスプレイ研究会 2019年度 HODIC 鈴木・岡田記念賞
受賞対象:
波長選択抽出位相シフト法に基づく複数波長定量位相イメージング
者:
田原樹、遠藤優、涌波光喜、Boaz Jessie Jackin、市橋保之、大井隆太朗
構築したホログラム顕微鏡表彰状受賞した田原研究員