2020年11月11日(水)

第15回宇宙天気ユーザーズフォーラムを開催

2020年11月11日(水)、「第15回宇宙天気ユーザーズフォーラム」をZoomウェビナー形式で開催した。本会合は、NICTが配信する宇宙天気情報の正確な利用方法の周知と、関連するトピックについて機構内外の専門家から講演を行うものであり、2003年から毎年開催し、毎年その規模を拡大しながら継続している。

当日は、主催者を代表してNICT門脇理事からの開会挨拶に引き続き、午前中は当研究所宇宙環境研究室の若手研究員による「宇宙天気ミニ講座」を開催した。今回のミニ講座では、例年行っている太陽・磁気圏・電離圏それぞれの学術解説や宇宙天気情報の読み方などの解説に加え、近年整備した宇宙天気情報に関する過去資料のWebコンテンツについても解説した。

午後からは、宇宙環境研究室石井室長より「2020年の宇宙天気」と題して、過去1年間の宇宙天気に関する推移や国内外における社会動向、研究活動について紹介した。その後、兵庫県立大学の後藤忠徳教授から、物理探査とGIC(地磁気誘導電流)に関する講演、日本赤外線サーモグラフィ協会の加藤テクニカアルドバイザーより、ドローン利用に関する宇宙天気の影響についての講演、JAXAの永松研究主幹より、現在進められている月・惑星探査の現状に関する講演をいただいた。最後に当研究所の平所長の閉会挨拶で幕を閉じた。

今回はオンライン開催ということもあり、過去最大の203名の参加があり、各講演の後には多くの質問が寄せられ活発な議論を行った。

リンク: 宇宙天気ユーザーズフォーラムのWebサイト

【開会挨拶】【宇宙天気ミニ講座】  
NICT門脇理事西塚研究員中溝研究員垰研究員
  【講演】 
坂口研究員塩田研究員石井室長後藤教授(兵庫県立大学)
  【閉会挨拶】【事務局】
加藤氏(ITA)永松氏(JAXA)電磁波研究所平所長集合写真

【プログラム】

10:00-10:05開会挨拶
情報通信研究機構 理事 門脇 直人
10:05-10:35宇宙天気ミニ講座(太陽編)
宇宙環境研究室 西塚 直人
10:35-11:05宇宙天気ミニ講座(磁気圏編)
宇宙環境研究室 中溝 葵
11:05-11:35宇宙天気ミニ講座(電離圏編)
宇宙環境研究室 垰 千尋
11:35-12:05宇宙天気ミニ講座(宇宙天気予報歴史資料編)
宇宙環境研究室 坂口 歌織、塩田 大幸
12:05-13:00昼休み
13:00-13:40講演1:2020年の宇宙天気
宇宙環境研究室 室長 石井 守
13:40-14:20講演2:物理探査とGIC
公立大学法人兵庫県立大学 生命理学研究科 教授 後藤 忠徳 様
14:20-15:00休憩:宇宙天気予報会議中継
15:00-15:40講演3:ドローン利用の現状と課題~宇宙天気現象からみた社会実装リスク~
一般社団法人日本赤外線サーモグラフィ協会(ITA) テクニカアルドバイザー 加藤 克己 様
15:40-16:20講演4:国際宇宙探査(月・火星探査)に向けたJAXA宇宙放射線研究の取り組みについて
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 宇宙環境計測領域 研究領域主幹 永松 愛子 様
16:20-16:25閉会挨拶
電磁波研究所長 平 和昌